毎週土曜日の深夜に地元テレビ局でやっている、「週末映画館」という映画を放送する枠で、昨夜、前々から観たいと思っていた『永遠の片想い(原題:恋愛小説)』を
偶然にも観る事ができました。主人公を演じる3人とも私が知っている俳優さん達で
親しみを持って観ることができたと同時に、そのうちの一人、イ・ウンジュさんが
自ら命を絶ってもうこの世にはいないということを、とても残念に思いました。
【あらすじ】
ジファン(チャ・テヒョン/写真中央)が、スイン(ソン・イェジン/写真左)とギョンヒ(イ・ウンジュ/写真右)に出会ったのは5年前。スインにひとめ惚れしたジファン
だが、結局、友達として付き合うことに。可憐なスインに対し、ギョンヒはお転婆で
活発。3人で時を過ごすうちに、いつの間にかジファンの心はギョンヒに傾いていた。
ある日、旅に出た3人は冷たい雨に降られ、スインが寝込んでしまう。それを機に、友情と恋の間で3人の微妙な関係は崩れ始め、2人はジファンの前から姿を消す。
2人に会わなくなって5年が過ぎた頃、ジファンの元に、差出人不明の手紙が届く
ようになる・・・。
初めは、よくある恋愛絡みの青春映画かなぁと思っていたのですが、最後に意外な
事実が判明し、「あー、そうだったのね。ヤラレタ」と、予想外の展開が面白かった
です。ストーリーは、友情が深すぎてそれぞれの想いを伝えられない、3人の微妙な
関係を軸に、甘酸っぱい(悪く言えば青臭い?)初恋の切なさが随所に散りばめられ
ちょっと少女漫画みたいなところがありました。でも、私は結構そういうの好き(笑)。
タイトルから、きっとハッピーエンドじゃないんだろうなと薄々感じてはいたのですが、
あのラストはちょっと悲しすぎないかい?と思ってしまった私・・・。
少女漫画チックな演出があったり、男1対女2の“逆ドリカム編成”の仲良し三人組
という設定に拒否反応を示す男性が多いかと思いきや、意外と涙する男性もいた
という話を小耳に挟んだので、ぜひ、「くさすぎ」とか、「コテコテの純愛もの」とかの
先入観を持たないで、まず観てみて欲しいなと思う一本であります。